自分の存在価値を見つける為に今を生きている

書物を読むことによって自分の歩みの意味を知る

マンガで分かる心療内科

”幸せ”ってなんだろう。
私は以前、そんな言葉なんて
何とも感じなかったし、思わなかった。
 
しかしながら、
ここ最近、”幸せとは?”と
自問自答をする。
 
それは自分自身が
何か挑戦していることがなくなってしまい、
余裕が出来たのかとも思える。
 
それに、
今まで一人でビジネスをやってきたけれど、
集団で行動をするには今までのやり方では
どこかで揉めてしまう事があった。
 
一人だったら自分一人の決でいけるのに、
集団だと、全体を動かすのは簡単ではない。
 
そんな事があり、
”幸せ”ってなんだろうなと
思ったときに、この本を手に取った。
 

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この本は”アランの幸福論”について
マンガでとてもわかりやすく書かれている。
宗教のようなものはちょっと抵抗あるけれど、
ちょっと興味くらいは持っている程度の人が
シンプルに、読みやすく描かれているのではないかと思う。
 
<登場人物>
キャラクターもそれぞれ個性があり、
・エロキャラ
・婚活キャラ
・おっとりキャラ
・IQ高すぎる赤ちゃん
・オタクキャラ
等々
わかりやすい、視点から物語は進んでいく。
 
 
世の中、幸せはなんだろうと考える。
お金?美?恋愛?地位?健康??
という意見はあるけれど、
それだけでは幸せになれない。
 
つまり、
”何かあったら幸せ”なんて存在しないのだ。
 
幸せは万能なものではなく、
また、人からもらえるものではないのだ。
 
幸せそのものを求めなければ幸せになれない。
幸せのための代用品ではなく、
自分の幸せそのものを探さなければならない。
 
ゆえに、
幸せとは人それぞれなのだと
ストーリーは始まっていく。
 
 
<幸せは義務である>
これはよく聞くことばだけれど、
どのような意味かというのが描かれている。
 
簡単にいうと、
伝染病のように、
ネガティブな気分は人から人に伝染していき
不幸の連鎖になってしまう。
 
これは、
加害者が加害者を生むということなのだろうか。
 
それだったら逆に
自分が幸せなら、
幸福が幸福を呼び、
皆が幸せになれるということである。
 
<どっちが先?>
・負のスパイラル
お金があれば幸せなのに。。
もっと綺麗なら幸せになれるのに。。
成功できれば、幸福を感じられるのに。。
 
 成功するから幸せになれるのではなく、
 人生がうまく行くから優しくなれるのでもなく
 幸せになるから成功でき!
 人に優しくするから人生がうまくいく
 
幸せの種をまいて、芽が開いて、花が咲く。
それが”愛””成功””お金”という
成幸の木が育つ
 
<幸せになるには>
”幸せになるぞ”と口にする。
 
なんとも怪しい気もするけれど、
この例を見てもらいたい。
 
大学受験している2人
Aさん:大学受かったらいいなぁーまぁーどっちでもいいけど
Bさん:俺は絶対に受かる!!
 
どちらが受かるか。
間違いなくBさんです。
 
つまり、
自分自身に暗示をかけることができれば、
どんな目標であっても決意が高まるのです。
 
そして、
”幸せになる”と口にした時。
不幸であっただろうか。
 
不幸と感じないのであれば、
その時点で”幸福”なのだ。
 
<一元論>
肉体と精神は1つである。
”あ”の口をしながら”い”を想像するのが難しい
 
というように、
肉体と精神は一つである。
 
そのため
”口角”を上げることが幸せになる秘訣。
 
”楽しいから笑うのではない
笑うから楽しいのだ”
 
強制的に笑顔を作れば
自分が楽しくなり、また周囲も笑顔になり
明るくなる。
 
<イライラしたり落ち込んだりしたときに使える回復法>
それは”アクビ”をすることである。
 
命の危機があったり
入試試験中は
アクビなんてでない。
 
すなわち裏を返せば
イライラしたり、悲しくなった時に
アクビのふりをすることで、
”今の思考に飽きた”
”余裕が出てきた”
という気持ちにつながり
ネガティブな感情が減るのだ
 
 
例えば
オリにいるように見えても
どうしようもない不幸にいるように感じても
そっと扉を押してみれば
実は鍵なんてかかっていなかったと
気付くはずである。
 
<悲観主義と楽観主義>
悲観主義は気分
楽観主義は意思の力
 
人は誰しも
明るい人、幸せな人はない。
 
幸せな人は
確固たる意志を持って
幸せになろうとしており、
幸せになれるのである。
 
<もっとも恐ろしいのは想像力>
たとえば
ジムに通っている太っている人がいて、
ダイエットに最適な特性サラダを食べようとする。
 
しかし、こそっと耳打ちをする
「サラダの中にミミズが入っているかもしれない」
そうすると食べれなくなる。
 
しかし、実際は入っていなくても
そのサラダを食べるのに抵抗をもってしまう。
 
実際
「心配事の4/5は実際に起こらない」
さらに
「実際に起こる心配も
4/5は準備しておけば問題ない」
と判明している。
 
<幸せになるには仕事をする>
労働はもっともよいものであり
もっとも悪いものでもある。
 
重要なのは
”自分が積極的に仕事を動かす”こと。
 
自由に働くのはもっともいいものだけれど
奴隷のように働くのは最も悪い事
 
仕事をどれだけ楽しめる事が重要だ。
 
・時間制限にする
時間を自分で制限して
何分以内に終わらせる!というように
意識をするとゲーム感覚で楽しめる。
 
・細かい日課を作る
毎日のスケジュールをしっかりしていくと
自分で人生を動かしている実感が湧き
幸せな気持ちとなる
 
・ごほうびにする
これが終わったらマンガを読む
これが終わったら美味しいものを食べる
 
<幸福とは行動である>
なんでも手に入る王様ほど
かわいそうな人間はいない
 
なぜなら行動する必要がなくなるからだ。
つまり
幸福とは行動である。
 
”効率を考えて無駄がないように
計画を立ててからやる”というのは
実は遠回りで
”まずはやってみてから考える”という方が
ずっと効率的なのである。
 
なにもせず”考える”のは
本当の”考える”ではない。
ただ”ボーっと迷っているだけ”
 
本当の”考える”とは
”意欲すること”だ。
 
行動できないなら
誓い続ける
 
<夢なんて見るな>
夢なんてなくてもいい。
それは”大きな夢”を想像しているからだ。
 
夢なんてものは”気乗りする”くらいで十分。
・ただ楽しいから
・ちょっと気持ちが乗るから
それだけで十分だ。
 
それがきっかけで
・本を読むのが好きだから本紹介のブログを書いて
自身が本を出すことになる。
・旅行が好きだから旅行会社の面接を受けたら、
結果、その会社で出世したり独立してツアー会社を作るかもしれない。
 
結局
”漠然と大きな夢を描く”よりも
”好きな事や、気乗りすることを少しでいいから行動にする”方が
よっぽど素晴らしいゴールにたどり着けるのだ。
 
<後悔するのは>
後悔するのは暇だからだ!
悩み、悲しみ、過去の失敗を思いだしたりするのは
”何もしていない”からなのだ。
 
それを抜け出すには”行動しかない”
 
不幸な人は
他人と比較する
他人を攻撃する
 
それは”暇”だから。
 
”死”や”病気”を心配するのも
”暇”だからだ。
 
もっとも”死の恐怖”を感じないで済むのは
戦争中かもしれない。 
逆転の発想である。 
 
<世界は寒いからこそ走れ>
この世界はとても寒く、動かないでいると
どんどん冷えて凍えてしまうものだとします。
 
ここでは、
”外から与えれれる癒しや幸せ”は
すぐに消えるマッチの炎と変わらない。
なんの根本解決にはならない。
 
ここで”自分で行動”するのは
寒い中、走り出すようなものだ。
 
走るまでは大変だけど、
実際に走ってみれば、
運動で熱が生まれる為
暖かな人生を送れるのだ。
 
もちろん最初の一歩は勇気がいるけれど
”これしかない”と考え”誓う”ことこそが
なによりも重要である。