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書物を読むことによって自分の歩みの意味を知る

ゆげ塾の中国とアラブがわかる世界史

<手に取った理由>
以前歴史に興味を持ち出し、
Youtubeを見ていたところ、
ゆげ塾に出会った。
5分でわかる世界史ということで、
とても内容が面白くわかりやすい。
 
すべての動画を見て、
もっと知りたいと思い、
本を出版されていると言うことで
手に取りました。

<この本を読んで理解したこと>
現在の中国では、ネットが政府によって
コントロールされている。
また、GoogleFacebookなど
世界で使われているアプリでさえも、
独自のアプリ”Wechat”で行われている。
 
何故なんだろうと思っていたが、
それにまつわることが書いてあった。
 
歴史を振り返ると
アヘン戦争で、イギリスに負けて
大きな損害をだした南京条約
 
また、義和団による、
外国人追い出し運動でも、
惨敗をしてしまい、賠償金を払う結果となった。
 
その結果。
国際協調にかけると言われる中華人民共和国
過去の歴史の惨敗がトラウマとなり、
現在にいたる。
 
対外だけでなく、対内にも目をくれなくてはならない。
中国の歴史を振り返ると、
王朝が農民によって滅亡している。
これは他の地域には見られない。
 
しかしながら、
なぜこのようなことが起こるのか
というと。。
 
 
と言う理論があるからだ。
内容は以下の通り。
 
地上の支配者である
天の子(=天子)は天の代行者にすぎず
 
天の意思に基づいて支配している
はずの世の中が
乱れていると言うことは
 
すなわち
天の意思に反している
ということである。
 
そうなった場合
 
天子は自ら進んでくらいを譲る
(=禅譲
または
武力を持って倒しても良い
(=放伐
 
という考え方がある。
つまり、
君主が悪いやつならば
天の意思に反している。
 
打ち倒して
自分が新しい君主になってもよい。
と言う思想だ。
 
<アラブ統一を目指した4人の男たち>
中東には
同じアラビア語を話し、
同じイスラム教を信奉するのに、
アラブは統一することができなかった。
 
その背景には、
アラブが統一してしまうと、
困る背景があったからだ。
 
アラブが統一してしまうと、
イギリスやアメリカは
脅かされる存在となってしまう。
 
そうならないためにも、
イスラム国という
アラブ統一は阻止された。
 
4人の男は
イギリスが
中東を分裂させ・弱体化させた。
 
2:フセイン=イブン=アリー
イギリスの三枚舌外交
イスラエル問題はバルフォア宣言からはじまった。
裏切り
 
3:ナセル
イスラエルの奇襲により、
第三次中東戦争が開始され、
6日間でイスラエルの圧勝
 
反米イランにイラクをけしかけたアメリカ。
イラクアメリカに逆らうと
今度はアメリカがイラクを潰した。
 
この本は、
歴史から現在の問題を
わかりやすく描かれている。
 
ビジネス書では、
文字が多くて、わかりにくい。
 
でも、この本は艦隊これくしょんのように、
国を萌えキャラにして、
表現してくれている。
 
最初の一歩としては
とても面白い本だった。
 
もっと深い学びを知りたければ、
別の本で深掘りをしていけばいいとおもう。